Philippe Starck フィリップ・スタルク
フィリップ・スタルクは、フォルジュ・ド・ライヨールのシグネチャーコレクションで一番最初のライヨールナイフをデザインする一方で、それ以前は1950年代航空技師だった父親の跡を継いでいました。彼は当時常に切る、切断する、槌を打つなど、ものづくりに関わる全てのことを楽しんでいました。
30年後、彼はスタルク・プロダクツを設立し、瞬く間に世界で最も有名な現代のフランス人デザイナーの一人になりました。
彼の多様なキャリアの中で最も印象的なのは、元フランス大統領フランソア・ミッテランのエリゼにある個人アパートメント、モスクワのバカラハウス、そして1987年のフォルジュ・ド・ライヨールの工房のリノベーションです。
フィリップ・スタルクは、フォルジュ・ド・ライヨール社が初めてデザイナーズシリーズの開発を依頼したデザイナーです。
Andrée Putman アンドレ・プットマン
母親と同じくピアニストを目指していたアンドレ・プットマンは、フォルジュ・ド・ライヨールのコレクションに、フェミニンで純粋なタッチをもたらしました。
彼女の自由奔放な精神とは反対に彼女の作品には、強さと率直さが表れています。彼女は1978年にエカルト社を設立し、1930年代の装飾と家具のデザインを専門としています。
フォルジュ・ド・ライヨールは彼女にナイフの製作を依頼しました。その結果、1820年代のライヨールナイフに影響を受けて、装飾を削ぎ落したシンプルなデザインが生み出されたのです。
C + B Lefebvre C + Bルフェーブル
キャサリンとブルーノ・ルフェーブルは長年にわたり共に働き、基本的な元素である空気、火、地や水を中心に表現された詩的で象徴的な世界観からなる製品を開発してきました。
特に家具や食器等の分野においては、リーン・ロゼ、アコヴァ、アクアマス、サムソニット等のブランドに携わってきました。フォルジュ・ド・ライヨールとしては、2008年に角の先端やカーボンファイバーのモデルとされるカーブシリーズをデザインし、フレンチデザインインスティテュートよりその独創性と革新性を評価され「業界のヤーヌス」賞を受賞しました。
その数年後、2人はフォルジュ・ド・ライヨールのシグネチャーコレクションのために幾つかのデザインを制作しました。
Christian Ghion クリスチャン・ギオン
同世代で最も優れたデザイナーの一人と言われているクリスチャン·ギオンは、フォルジュ・ド・ライヨールやその他ブランドで複数のシリーズの手掛けていく中で刺激的な出会いを経験しキャリアを築いてきました。
5年間法律学を学んだ後、彼はデザインとクリエイティブの世界でキャリアを積むことを決断しました。クリスチャン·ギオンは建築家パトリック·ナドーと共にエージェンシーを設立し、インテリアデザインや大規模なイベントの企画に強い関心を持ちました。
2008年に、彼はフォルジュ・ド・ライヨールために初めてフォールディングナイフを制作し、大成功を収めました。 その1年後、さらに4種類のナイフをデザインしました。それらの作品は、繊細でありながらエネルギッシュでもありまるで彼の性格そのものを表しています。また、パリのブティックのインテリアデザインを行ったのも彼です。
Jean-Michel Wilmotte
ジャン・ミシェル・ヴィルモット
ジャン・ミシェル・ヴィルモットの手掛けるデザインは建築物からライヨールのナイフにまで及びます。カモンドデザインスクールを卒業後、ジャン・ミシェル・ヴィルモットはパリでヴィルモット&アソシーズエージェンシーを設立しました。
華々しいキャリアの中で、彼は博物館、大学や空港等、世界中の数多くの有名な建物物を作り、装飾し、デザインしました。
ジャン・ミシェル・ヴィルモットは、最も象徴的なフォルジュ・ド・ライヨールのシグネチャーコレクションの一つを作りました。それは、ハンドルが多色のアクリルガラスで、革新的なデコレーションナイフのラインです。
Olivier GAGNERE
オリヴィエ・ガニェール
デザイナーでもあり建築家でもあるオリヴィエ・ガニェールは、コルマールのシェフであるジャン・イブ・シリンガーのために、彼の料理をイメージして、フォルジュ・ド・ライヨールで新しいコレクションをデザインしました。
ジャン・イブ・シリンガーは、いくつかのレストランを開店し、後に故郷であるコルマールに自身のプレミアムレストランであるJY's「quai de la Poissonnerie」をオープンしました。2年後の2004年に、彼はそこで初のミシュランの星を獲得しました。2016年には、オリヴィエ・ガニェールが設計した同じ現代的で洗練された環境で、2つ星を獲得しました。
オリヴィエ・ガニェールは伝統的なライヨールのデザインを再解釈し、そして彼とその調理場をイメージした洗練されたナイフをデザインしました。
Seize/Happywallmaker
セイズ/ハッピーウォールメーカー
セイズハッピーウォールメーカーは1971年にパリで生まれ、その幾何学的でカラフルなデザインを独学で学びました。それは彼が始めたウォールアートからインスピレーションを受けています。
彼は、色が持つエネルギーを療法的に用いることにより、非常に独創的なグラフィックを生み出します。これによって純粋性、精神性、静けさ、穏やかさ、喜び、躍動感、明晰さ、創造性、想像力などを自由自在に表現することが出来ます。
フォルジュ・ド・ライヨールは彼と共同制作をした4つの新しいナイフを発表しました。幻想的でダイナミックなデザインの4つのノベルティーには、それぞれ偉人の名前を授けています。